まずは早朝に、昨日に生杉に置いてある車を取りに行きました。
片道1時間のドライブから一日が始まります^^
途中にある佐々里峠は、この時期八重桜が満開でした!
八重桜のトンネル、少し散り始めでしたがなかなか見ごたえがあり、トンネルのようになっていました^^
さて、車を取りに行き帰ってきて出発準備をしたら、10時になってしまいました。
お昼御飯をトロッコ道の一番奥で食べる予定ですので、まぁこれくらいでも大丈夫でしょう。
トロッコ道の始点・・・・それは、終点でもありました。
今では使われなくなって久しいレール脇に佇む小さな黄色の花達。
このトロッコ軌道敷跡は、
近代化産業遺産として登録されているようです。
軌道敷き跡をたどっていくと、まずは橋を渡ります。
小さな橋ですが昔の鉄道橋。
なんとなく小さな旅の始まりを予感させてくれて、雰囲気がいいです^^
赤茶けたレールが森の奥まで続いています。
入口付近はまだまだ杉などの植林木が多く、空も開けていました。
陽を浴びて光り輝くシダ。
歩くにつれ、森は少しずつ様子を変えて行きます。
徐々に杉などの針葉樹が少なくなり、森本来の広葉樹が多くなっていきます。
30分ほど歩いた所で、廃村灰野に到着しました。
ここはかつて人が暮らす、芦生最奥の村の跡。
300年ほど前から、こんな山奥に人が住んでいたなんて!
ここから佐々里峠までおよそ2時間弱。
このルートは地図で見ると、大芦生杉の群生があるらしい・・・。
行ってみたいなぁ^^
途中にあった大きな巨木。
見上げると、樹冠ははるか上の方で見えないほど。
生命力溢れる森。
疲れた心と体に癒しを与えてくれる、まさにパワースポットです^^
軌道敷を奥へと歩いて行くと、途中に何箇所か土砂崩れによって、レールが寸断されている所がありました。
人が入らなくなり管理ができなくなると、森本来の自然な形になっていくようです。
そのうちレールも埋まってしまい、自然に帰っていくんでしょうね。
昨日と同じく、川渡も数か所あります。
でも、写真の通り飛び越す事もできます・・・。
まぁ、滑って落ちちゃう人もいますケド^^;
今回、私達が行った「カズラ谷」までは防水のトレッキングシューズでOK。
それ以降はちょっと深そうな沢渡があるので、靴を脱ぐか、昨日同様長靴が良いと思います^^
川にかかる橋も、自然に返って行く途中でした。
土砂崩れなどで大きく曲がったレール。
自然の猛威の前では、人間の営みなんてちっぽけだなぁと思い知らされます。
苔生した・・・という表現がぴったりの、水々しい岩肌。
由良川の源流沿いを歩くので、たえず水が流れる音がします♪
なんどか横切る谷。
水量も豊富で、夏は気持よさそうです♪
11:45、歩き始めて1時間半ほどで、明るい新緑に覆われた奇麗な広場がありました。
お腹も減ったので、ここで昼食にしました。
ちょうど大ヨモギ谷付近です。
枕木がいくつか置いてあったので、それをベンチ代わりに昼食です。
こんな木立を見ながらの食事、美味しいなぁ~♪
山ちゃんからいただいた「焼き鯖寿司」、脂がのってて最高でした!
ご馳走様でした~^^
今回一番の難所!
この橋、めっちゃ危なっかしいんですよ^^;
揺れるし・・・足の置き場は傾いてるし・・・雨の日は渡らない方がいいかもしれませんよ。
小さな子供さんはここで引き返した方が良さそうです^^
ここまででも、原生林の雰囲気は楽しめてるはずですから~。
白い小さな花が咲いていました。
なんて名前だろう・・・。
最近・・・いえ、ずっと前からですが、植物に詳しくなりたいって本当に思うんです。
といっても図鑑を持ち歩くのも大変だし・・・。
いっそのこと、スマホに植物の写真を入れて、図鑑みたいにして持ち歩こうかななんて^^
どなたか、植物図鑑のアプリ、開発してくれませんかね・・・(爆)
右の写真は、今回で一番の土砂崩れ現場。
何度も繰り返してると、そのうちこのルートは通れなくなっちゃうんじゃないかと心配です^^;
眼下に見えるのは由良川の源流。
といっても、まだまだ川幅は大きく、ゆったりと流れています。
どこからでも河原に下りて行けそうなので、夏は河原でクールダウンができそう^^
13:30 カズラ谷との分岐に到着です。
出発から、3時間30分ほどかかりました。
途中、お昼御飯を食べたりしたので、実際の移動は2時間半ほど。
カズラ谷付近には、昔の山小屋跡?などがありました。
この先にも軌道敷が続いているのですが、ちょっと深そうな沢渡りがあったので、今回は引き返しました。
私達のすぐ後に、長靴を履いた初老の方が一人、さらに奥へと向かわれました。
それを見ていると、膝下くらいまで沢は深そうでした。
でもこの時間からさらに奥へと一人で入って大丈夫かな^^;
登山地図には、この後40分くらいの「七瀬谷」までは進めそう。
その先は破線になっていて、まさに源流歩きのようです。
冒険心をくすぐられるルートですが、なかなか厳しそうです^^
帰りは来た道を引き返すのですが、陽光が差し込んでさらにキラキラした景色になっていました。
行きとはまた違った景色で、気持よく歩けました♪
途中にあった動物の死骸。
シカかな?
毛が散らばっていて骨だけになっていました。
京都の北山はクマもいるらしい・・・というのはよく聞く話。
クマよけ、いるかも^^;
倒木にびっしりと生えた苔。
その上にツバキが落ちていて、ちょうどスポットライトのように陽が射しこんでいました。
光と影、生と死。
こうして森は輪廻転生を繰り返しているんだなぁと、これを見て思いました。
15:00ちょうどに、出発地点の京大芦生事務所前へ戻って来ました。
帰りの1時間半のトレイルは、ホントに早かったですね^^
日帰りでしたが、芦生を満喫できるコースでした。
人気が高いのもうなずけますね!
帰路の途中にある、
美山町かやぶきの里。
ちょうど田植えが行われていました。
こういう田舎の田園風景を見てると落ち着くなぁ~^^
近くにある、
美山町自然文化村キャンプ場へ行ってみたくなりました!
5月の新緑の時期に行った芦生。
土曜日は目的地まで行けず途中で断念しましたが、いい経験になりました。
また、トロッコ道は、本当に楽しく歩く事が出来ました。
厳しさと楽しさをあわせ持つ芦生登山。
次回は、ブナの葉が黄色に染まる頃、もう一度リベンジを兼ねて登ってみたいと思います^^
秋に登れそうな方、ご一緒しませんか\^0^/
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