梅雨が明け、7月の連休の計画を考えていたら、子供が嫁さんの実家へ遊びに行く事になりました。
しかも、連休の最後の日は、自宅の用事が・・・^^;
あまり遠出はできないし・・・。
そうだ!どうせなら、真夏の修行と題して、前から行ってみたかったダイヤモンドトレールへ行ってみよう~となりました。
最近、ちょっと運動不足。
正直、歩けるか心配なくらいでした^^;
妻の夜勤明けと同時に、バトンタッチし、私は明石からJRで大阪へ向かいました。
近鉄上ノ太子駅へ着いたのは、10時半。
この駅前は、がらんとしていて、小さなコンビニしかありませんので、食糧などは事前の用意が必要です^^
ここからタクシーを呼んで、屯鶴峰まで送ってもらいました。
※タクシーは、駅員さんに聞けば電話番号を教えてくれますよ~。
ちなみに、私は1500円ほどかかりました^^;
さて、屯鶴峰の前までやって来ましたが、ここから頂上までは往復1時間ほどかかりそうなので今回はパス。
ダイトレ北入り口を目指して、県道を西へ歩きました。
県道を歩いていると、大きな看板が目に入るので、すぐに分かるはずです。
今回のために、ザックは私自身の登山史上最軽量の19キロ!(水4リットル含む)
ザックを担いだ時から分かるその軽さ~♪
私なりのULです♪^^
どこまででも歩けるんじゃないかっていうくらいでした・・・この時は^^;
11:10 ダイトレ開始!
ダイトレの北入り口は、ひと気が少なく、ひっそりと始まりました。
そして、5分と歩かないうちに滝のような汗が・・・^^;
こりゃ、この先ヤバイかも・・・。
おとなしくソロでキャンプに行って、川にでも浸かってりゃよかったかな・・・。
なんて、弱気な自分がでてきます^^;
ようやく見渡せた二上山。
左が雄山、右が雌山。
まだまだ先は長い。
この先、幾度と出てくる「ダイヤモンドトレール」の石柱。
六甲同様、こちらのトレイルも地元の方に愛されて、整備されている証。
12:25 二上山到着です。
今回はダイトレを歩く事を目標にしているので、二上山への登頂はナシ!
・・・というより、無理^^;
後で聞いた話ですが、どうやら山頂へ行くのに、お布施というか料金が発生するようです~。
こちらは、ダイトレの要所にある石板です。
ダイトレは、山頂を巻くように、ぐるっとまわります。
ガクアジサイが奇麗に咲いていました。
二上山へ登るのに、かなりしんどかったのでここでエネルギー補給です。
軽く昼食を取る事にしました。
パンをかじりますが、口の中が乾ききっていて、パンが飲み込めない・・・。
多量の飲水でようやく昼食が終わりました。
この先、水場は金剛山まで無いのに・・・ちょっと心配^^;
岩屋峠から少し上って、竹内峠を目指します。
今回の登山でふと思ったのが「峠」の事。
普段車を運転している時は、峠といえば高い所を越えるための道という印象です。
しかし、登山をしていて「峠」といえば山から下ったところなんですよね^^
そんなの知ってるよ!と、お叱りを受けそうですが、今回初めて気が付きました~^^
13:00 竹内峠到着。
ここは国道166号線が横切っているので、ちょっと車の往来がありました。
道路を渡ってすぐの遊歩道を少し西へ向かうと、ダイヤモンドトレイルの看板がありますので、そこから再びダイトレヘ。
ここからは少し平坦な道が続きますが、それでもちょっとした階段はあり、体力は少しずつ減っていきます・・・。
ダイトレを歩いていて、六甲とよく似た環境だなぁと思ったのが、車の音。
街から比較的近い山なので、常にバイクの音などが聞こえてきます。
14:00 平石峠到着。
山と高地図によると、参考タイムは40分となっていますが、私は1時間もかかっていました。
地図を見ると、まだまだほんのちょっとしか歩いていませんが、かなり疲れていました。
階段に出くわすごとに、肉体的にも精神的にも疲れていくのがよくわかります・・・^^;
こんな感じで、登りきって空が見えるごとに、一喜一憂。
登りを越えると、下って、また上り・・の繰り返し。
低い山の連続と思っていると、大間違いですね。
それでも時々こんな感じで、細いいい感じのトレイルが続くと、気持よく歩けちゃうんですよね。
おまけに午後からは少し風が出てきて、気温は相変わらず高いですが、少し涼しくなってきました。
15:20 岩橋峠。
16:15 持尾辻。
この辺りになると疲れもほぼピークに達してきました。
どんどん参考タイムから外れていき遅くなっているのが良く分かります。
おまけに、水分の摂取量も増えているのは分かっているはず・・・なのに、水分を取っちゃう私。
今回、久しぶりにハイドレーションを使いました。
私が使っているのは、プラティパスのホーサー。
プラティパス ホーサー
ハイドレーションは、歩いている時でも水分摂取が可能。
なんですが・・・飲みやすくて、ついつい飲みすぎちゃうワタクシ^^;
予定量以上に飲み水が無くなってるのに気付きました。
さて、持尾辻を越えると、予定では1時間ほどで、大和葛城山へ登れるはず。
日差しも少し和らいできて、あたりは少しずつ夕方のような気配に変わっていきます。
最後の登りに備えて、ここでちょっとザックを降ろして休憩を取りました。
ナッツを食べて栄養補給・・・と言いたい所ですが、口の中でナッツはモゴモゴしてなかなか飲み込めず・・・。
私って、こうも夏山に弱かったのか・・・と自分自身が情けなくなりました^^;
休憩が効いたのか、標高を順調に稼いでいき、葛城山まであと1キロになりました。
階段が多いダイトレ、階段が少ない自然探究路・・・。
一瞬左へ・・・なんて考えましたが、ここはやはり階段が多くてもダイトレを歩いておかねばなりません^^
ようやく人工物が見え始めました。
アンテナから少し歩くとキャンプ場がありましたが、かなり荒廃していて長い間使われていない様子。
山頂付近までは、人にも会わず、あたりはしんと静まり返っていました。
歩いていて自動販売機があったので、そこでちょっと休憩。
久しぶりに飲む炭酸飲料がめっちゃ体に沁み渡りました♪
今年初めて見るアジサイ。
そういえば、今年の梅雨は梅雨らしく無かったなぁと少しアジサイの季節を振り返ります。
自販機のところで15分くらい休んでいたので、葛城山山頂到着はかなり遅れました。
18:05 大和葛城山 959mへ到着です。
誰もいない山頂。
私一人で、広大なパノラマを一人で楽しみました^^
大阪湾へ目をやると、海が真っ赤に輝いていました。
反対の奈良の盆地も、うすく霞がかかっていましたが良く見えました!
山頂近くにある国民宿舎では、子供達の賑やかな声が響いていました。
夏の林間学校かなにかかな?
それとは対照的な私。
少しセンチメンタルな気持になって来ました^^;
次の目的地の金剛山は近くて遠くに見えています。
さて、ここで判断です。
現在、18時過ぎ。
本当は、今日中に金剛山まで行っておこうと思っていました。
・・・が、ここから金剛山のキャンプ場まで、3時間半ほど。
つまり・・・
ナイトハイク決定です~\^0^/
ナイトハイク・・・そうと決まれば、自然にテンションは上がって行きました。
さっきまでのしんみりした気持はどこへやら。
水越峠目指して、ピッチを速めます。
体力もそろそろヤバイ頃。
この1時間ほどの水越峠への下りはハードでしたね^^
反対に、これを登ってくるなんて・・・考えただけでも滝汗が出ます~(爆)
峠への下山時に見た真っ赤な大きな夕日。
木々の間から、最後の光を放っていました。
下りの途中で少し休憩して、ヘッドランプの用意です。
19:20 水越峠到着です。
ここは国道309号線が水越トンネルの開通により、忘れられた旧道。
陽も沈んでひっそりとした峠でした。
葛城山側、金剛山側ともに、ゲートがあって、なんだか物々しい感じです。
さて、ここから金剛山への登りが始まります。
陽が沈んだとはいえ、この季節はまだ残照があるので、明るくてヘッドランプは不要です。
コンクリート舗装された林道を、右手に富田林方面の街を見ながら歩いて登って行きました。
この日の太陽が見せた、最後のプレゼント。
空全体が真っ赤になり、街明りがとてもきれいに見えました。
虫が鳴きだし、いよいよ夜の到来です。
しばらくして完全に闇が訪れました。
この日は満月近くだったのですが、月明かりは期待できない時間帯。
ヘッドランプの明りを頼りにトボトボ歩いて行きます。
20:30 金剛の水場に到着です。
ヘッドランプを消すと、辺りは真っ暗闇。
時々ガサゴソと何かが動く音がしますが、気にしない^^
水があるし、今日はここでテントを張る事にしました。
「今日の予定終了~♪」と一人大きな声を出して、自分自身を元気づけました^^
真っ先にしたのは、テントでも食事でもなく、ぬるくなったビールを水で冷やす事。
ここの湧水、冷たくって美味しいです♪
夕食は、棒ラーメンとアルファ米。
今回は夏場と言う事で、ジェットボイルだけにしました。
冬場は使えないジェットボイルですが、夏場は早く湯が沸きますね^^
寝たのは21時過ぎ。
食事が終わると同時にテントに入りました。
靴を脱いで、汗と泥にまみれた体をシュラフに入れます。
シュラフを被っていてちょうどいいくらいの気温。
今日はよく歩いたなぁ。
携帯のGPSロガーで見てみると、16km、8時間ほど。
上ったり、下りたり・・・かなり精神面を鍛えられました。
明日は早めに帰らないと行けないので、早くに起きて歩きださないと・・・。
この後、泥のように眠りました。
今日の振り返り・・・。
11:10 ダイトレ北入り口 - 12:25 二上山 - 13:00 竹内峠 - 14:00 平石峠 - 15:20 岩橋峠 - 16:15 持尾辻 - 18:05 大和葛城山 - 19:20 水越峠 - 20:30 金剛の水
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