ちょっとお出かけ・・・。

2011年8月12日～14日まで、北アルプスの槍ヶ岳に子供と一緒に登って来ました。

今回ご一緒したのは、最近一緒に山へ行ってるこちらのご家族様。

昨晩は、何時に寝たんだろう？
シュラフに包まるとすぐに寝ちゃったので、時計も見ていない・・・。
それくらい疲れていたようです＾＾

槍のピークを目指す今日は、なにやら周りも騒がしい・・・。
早い人達は3時頃からゴソゴソしている。

ウトウトしていたら4時になり、そろそろ私達も出発の準備をしなきゃいけなくなっちゃった＾＾

さて準備をして、槍の矛先を目指して飛騨沢を登り詰めていこう！

この日は4時起き、5時出発の予定。

朝薄暗いうちから起きて外へ出ると、思ったほど寒くなく気温は13℃くらい。
周りでは、テントを片付け始めてる人や、出発する人でガヤガヤしていました。

私達も軽くパンを頬張り、水を汲んで出発の準備を整えます。

昨晩相談した通り、テントは張りっぱなしで、槍のピークまでは「カラミでピストン」です＾＾
子供達は、本当に空身（カラミ）。

私達大人は、お昼御飯とバーナー、水を担いで行きました。
それでも肩にかかる重さは昨日の比ではなく、足取りも軽い～♪

　

5：10　槍平テン場出発。

槍ヶ岳へは、テン場の奥の道を沢沿いに進んでいきます。
看板があるので、まず間違う事は無いと思います。

暗いうちから出発する方は、前日に確認しておかれた方がいいですよ＾＾



まずは樹林帯を歩いて行きます。
地図で見ても等高線の幅は広く、緩やかな登りが続くのでウォーミングアップにはちょうどいい感じ＾＾

100ｍごとに、こういった看板があるので目安になりますよ。
ちなみに、槍平小屋は標高2000ｍ弱。

3180ｍのピークまでは、ざっと1200ｍほど登ります。

関西在住の方なら、六甲山が900ｍほどなので、海から六甲山＋もうちょっとの高さまで登ると想像しやすいかも＾＾

参考コースタイムは4時間半。
5時にテン場を出たので、9時半には山荘へ到着予定です＾＾



子供は荷物が無いので、ひょいひょいと登って行きます。

私も子供達に負けないように、軽やかに～＾＾

リリー夫婦、ちょっと足取りが・・・＾＾；



振り返ると、焼岳が朝日に照らされて輝いていました！

少し空全体が曇っていますが、お天気はどうやら回復傾向のようです。
西の空から青空が見えだしていました＾＾

焼岳の手前にある山の白い建物（わかるかな？）は、新穂高ロープウェイの頂上乗り場。
ここから西穂高へ登って行きます。

ちょうど、ロープウェイが動いているのが見えました！



樹林帯を抜けると、飛騨沢の全容が見えてきます。

頂上付近のガスも薄くなり始め、小さく槍ヶ岳山荘が見えました＾＾



道は一本道なので、まず間違えません。

少しずつ気温が上がって行くのが分かりました。
でも、この飛騨沢は西斜面なので、陽が射すのが遅いんですよね＾＾

少しでも涼しいうちに標高を稼ぎたいものです。
暑がり屋さんは、このコースがオススメです＾＾



この時期なので、クルマユリが咲いていました。
他にも高山植物があちこちに咲いていて、疲れを癒してくれます＾＾

標高2600ｍ！
テン場から半分くらい登って来ました。

　

子供達は疲れも無く、ほぼ予定通りの時間で登って行きます。

荷物が無いってスバラシイ事ですね＾＾；

気がつくと、すでに頭上は青空。

ガスも晴れ渡り、遠くの山々が奇麗に見えていました！

鏡平の小屋も見えていて、その奥には双六岳も見えていました＾＾

　　

さらに登って行くと、雲ノ平まで見渡せました。

山深い北アの核心部・・・雲ノ平。

行ってみたいなぁ＾＾

この景色を見て、かなり興奮しましたよ～。



飛騨乗越まであとちょっとと言う所で、雷鳥のヒナが2羽いました。

ちょんちょんと跳ねて動いて行く姿は、なんとも愛らしいですね＾＾
子供達も雷鳥が、しかも2羽も見れてテンションアップ！



チングルマが風にたなびいています。

私達も同じく涼風で気持のよい一服です＾＾



さらに登って行くと、間近に山荘が見えだし、子供達はさらに足取りを早めます。

オイオイ、ついていけないよ～＾＾；

一本道なので迷うことは無いので、「分かれ道で待っておいて！」と言い先に行かせました＾＾；



8：45　飛騨乗越到着です。

ここまでの参考コースタイムは4時間ほどになっているので、空身のお陰で少し早く着けました。
ここからは、今まで見えなかった槍ヶ岳のピークが良く見えます。

子供達は、あの尖った岩の頂上を見て、ちょっとビビるかなぁ～と思いましたが、まったくそんな事はなし＾＾

疲れも無く、「早く行こ～」と元気いっぱいです！



ここは絶好の休憩ポイント！

子供達のすぐ下に見えているのは殺生ヒュッテ。
その向こうに大槍ヒュッテと東鎌尾根が続き、さらにその向こう側には表銀座の山々が見えています。

上高地から来た人達は、この槍沢を登って来られるんです。

いろんな方面から槍ヶ岳へアプローチできるので、槍ヶ岳はまさに北アの中心ですね＾＾



後ろに見えるのは、大喰岳。

ここから、中岳、南岳を経由して大キレット、そして奥穂高へ通じています。

ここまできたら、行ってみたいなぁ～＾＾
でもちょっと子供には大キレットは難しいかな。



ここから5分ほどで槍ヶ岳山荘です。

お天気も快晴！

さぁ、槍の頂上を目指しましょ～♪