ちょっとお出かけ・・・。

7月5日の土曜日に、関西百名山の一つ、神戸市北区にある帝釈山（タイシャクサン）586ｍに登ってきました。

週末は、子供と嫁さんが実家に里帰りのため、久しぶりの一人に。
なので、近くの山に登ってきました。

自宅から車で1時間ほどの距離。
この山は、丹生山系の主峰になる山です。

その昔、源義経が一の谷の平家を目指して駆け下りた、「鵯越の逆落とし」をするために、丹生山を通ったといわれています。

神戸から吉川へ続く国道428号線を北上し登山口を探しますが・・よく分かりません（汗）
何度か、それっぽいところを通るとようやく見つかりました。

この国道428号線にはカーブＮｏを知らせる標識があります。
神戸側から来ると、Ｎｏ．28と29の間に登山道の入り口があります。





登山としては、かなり遅めな16：20に登山開始です。

上りだし早々から落ち葉が積もったぬかるんだ道でした。
どうやら、水道になっているようで、今朝の雨で、さらにぬかるんでいるようです。

歩き出してすぐに、大きな倒木のトンネルがありました。



5分と歩かないうちに、道標がありました。岩谷峠です。



ここから、木漏れ日が清清しい自然林の中を歩いていきます。
道標も多く、道を誤るようなこともなさそうです。
でも道路から比較的近いので、車の音が良く聞こえ、雰囲気がちょっと・・・。

ここのコースは、どなたかによって整備されているようです。
途中の木には、張り出した枝をノコギリで切った後がありました。
おかげで快適なハイキングが楽しめます。

　　


歩き始めて20分ほどで、木々の間から山頂が見えました。



途中、小さなアップダウンを繰り返し標高をかせいでいきます。
先に進むにしたがって、ロープが張ってあるところが増えてきました。
しかし、雨上がりでなければロープは不要かも。
子供さんは、ロープを掴んだ方がいいかもしれません。

最後に、お約束の木のトンネルをくぐると山頂でした。

歩き始めてから、35分で到着です。
途中、休憩なし。

山頂は、南側の展望が開けていて、下から吹き上がってくる風が気持ちいい場所でした。
小さな祠が二つと看板、それに三角点がある山頂。

時刻もおそかったので、どなたともすれ違いませんでした。

頂上で20分ほど休憩しました。
お茶をのんで、ビスケットをほおばってカロリー補給です。
眼下に見える景色を見ながら、風に吹かれて気持ちがいい～♪

至福のひと時です。



山頂からのパノラマ。
神戸市北区の鈴蘭台あたりの住宅地がよく見えていました。



頂上にいた、アザミの蜜を吸っていたアゲハチョウ。
夕日に羽が照らされて、綺麗でしたよ。



休憩して汗がひいたところで下山しました。
下山も30ほどで到着です。

途中、雨上がりだったためか、いろんな所で、いろんなキノコが伸びていました。
そのうちの一つ。



六甲山系の西北に位置する丹生山系は、六甲山系の賑わいとは正反対にひっそりとしています。
でも、自然環境は六甲山系よりも素晴らしく、上り甲斐のある山々ばかり。
今回通った、丹生山系縦走路は、気持ちが良さそうです。

最近、縦走なんてしていないので、この看板を見たときには、「久しぶりにやってみたいなぁ」と心を動かされました！

やっぱり山はいいな。