ちょっとお出かけ・・・。

皆様、新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2008年12月30日～2009年1月1日まで八ヶ岳に冬山登山に行ってきました。

当初、北アルプス槍ヶ岳へ13年ぶりに登ろうと思っていましたが、年末に北アでは遭難が相次ぎました。
遭難された方はいまだ見つかっていないそう。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

出発当初、腰痛は改善傾向でしたが、突然激痛が走ったりするので、北アルプスは諦める事にしました。
そのかわり、比較的アプローチがしやすく、山小屋もあり、人もたくさんいる八ヶ岳へ予定を変更しました。
人がたくさんいるからって、もしもの時はお世話になろうというのではありません。

腰痛でしんどい時に、周りに人が居た方がメンタル的に楽だからです。

12月29日に職場で仕事納めの打ち上げをし、自宅に帰ってから友人のいる岐阜を目指しました。

冬山では忘れ物が致命的となります。
「シュラフカバー」、「エアマット」、「ピッケル」、「アイゼン」、「スパッツ」・・・など、ぶつぶつチェックしながらの運転。
岐阜についてからは、友人の運転で八ヶ岳を目指しました。

八ヶ岳のアプローチは美濃戸口から。



今年は雪が少なかったです。
10年ほど前に来た時は、一面真っ白だったのに。

暖冬は確実に進行していってるのかな～。

　

バスも運行されています。
でも本数が少ないので、事前のチェックとスケジュール調整が必要ですね。

美濃戸口から車でさらに奥に行ったところの美濃戸まで4ＷＤならいけるのですが、私達はＦＦ。
しかも、チェーンなしなので、ここで車を置いていきました。
1泊500円です。



到着後、トイレを済ませ準備を整えます。
もちろん、登山届けも書いて出しておきます。



9：00　美濃戸口出発

さぁ、いよいよ出発です！
ザックを担ぐ時に、友人の手助けが必要ですが、担いでしまうと腰痛はありません。
腰痛軽減のために、歩行中はダブルストックで歩くことにしました。

車があれば、スィ～っと美濃戸まで行って、小1時間ほどは短縮できるのになぁ～。
ここから美濃戸までは林道を歩くんですよ。
まぁ、せめてもの救いは、時々見える八ヶ岳かな。
入り口に雪が無いので、軽いトレッキング気分で出発です。

黄色いのぼりの「勇気をもって引きかえせ」の文字。
私の事を言っているのかな（笑）
腰が痛いときは、勇気を持って引き返すことにしましょう。



少し進むと道が凍りだしました。
林の木々の間からは、暖かい日差しが射し込んできます。
こんなトレッキング、久しぶりだなぁ～と楽しくなってきました。



歩いていると、腰はそれほど痛くありません。
でも、腰を伸ばせないので前傾姿勢のまま歩きます。
後ろから見ると、こんなカッコで歩いていたんですね～。

体がちょっと左に「く」の字に曲がっているではありませんか！
あとで見ると、よくこんなんで歩いたなぁと感心してしまいます（笑）



10：00　美濃戸到着。

予定通り、1時間で到着しました。

美濃戸は山荘が3つほどあります。
ココの駐車場は、1泊1000円。
1時間の歩きと倍の駐車料金、あなたならどっちを選びますか～？

　

ここからさらに奥に行くと美濃戸山荘があります。
そこで休憩することにしました。



美濃戸山荘のソフトクリームに惹かれますね～。
ここでは、冷たい沢水に八ヶ岳の牛乳がキンキンに冷やしてありました。
もちろん、熱燗！？にされた暖かい牛乳もありましたよ～。

お茶も無料でいただけて、おまけに大きな暖炉に当たり放題！
いいサービスしてますね。

頂上付近にある赤岳展望荘と同じオーナーのようです。
赤岳展望荘は、山小屋では珍しい風力発電を使ったり、食事がバイキング形式らしいです。
一度泊まってみたいなぁ。

　　

そんなことを考えていたらお腹がすいてきたので、私達も休憩です。
ゼリードリンクとチーズを食べてエネルギー補給です。



休憩していると、山荘の方に声をかけられました。

オジサン「北沢と南沢、どちらから行くの？」

私「南沢の予定なんですけど。今日は行者小屋まで・・・。」

オジサン「北沢のほうが楽だよ！絶対間違いないって～」

この一言で、私達は北沢経由に急遽予定変更しました。



山荘の前の八ヶ岳の看板の前で、八ヶ岳をバックに写真を撮って出発です！

腰も痛くないし、楽しみダ～！

つづく。