ちょっとお出かけ・・・。

2009年12月30日～2010年1月1日まで八ヶ岳に冬山登山に行ってきました。

濃いガスと降り止まぬ雪、それに時々吹く強い風から赤岳のピークは断念しました。
前にいったことがあるし、なにも無理をして登らなくても次回があるじゃないか！

それに、ここで無理をして家族に心配をかけても・・・＾＾；

赤岳鉱泉小屋を出発して向ったのは下山路です。
ここから1時間ほど下ったところにある林道終点へ向いました。

明日の1月1日は、二人とも早めの帰宅を家族から言われています。
今日は、元々は赤岳を登って、明日下山予定。
登山計画書にもそう書きました。

でも、こう天気が悪くて雪に降り込められると、明日の撤収作業もちょっと大変です。
それに、早朝にトレースのない登山道はラッセル（雪かき）しながらの下山になるし＾＾；



下山途中に振り返ると、すでに先ほどいた小屋あたりもガスに包まれていました。
風も強くなってきて、顔が痛い。

さすがに下りは早く、歩き出して40分もすると林道の終点にやってきました。



この林道終点は、少し広くなっていてテントも晴れそうです。
ここなら、ある程度雪が積もっても、平坦な林道を歩いて帰れるので今日はここでのテント泊に決めました。

駐車場まで下りても良かったのですが、どうせ泊まるならせめて、雪山を感じながら泊まりたい＾＾
まだお昼の2時頃なので、ダラダラとテントを張りました。



テントを張ると、早速中に入り込んでお昼間からビールを戴きました。
これじゃ、自宅でゴロゴロしてるのと変わらない・・・＾＾；



さらに調子に乗っておつまみまで出して、もう一本プシュッと。
明るいうちからお酒を飲むのって、なんだか贅沢な気分ですよね～。
まさか、こんな事になるとは思っても見ませんでした。



今日もお昼寝しました＾＾
おかげで体調はすこぶる良いです～。

17時を過ぎると外は真っ暗。
2009年の最後の陽もこうしてダラダラと暮れていきました。
さっそく、今夜もお鍋の準備です。

外は少し吹雪いてきましたが、ヒルバーグの前室は快適な調理場へと早変わり！



お鍋が煮えるまで、もう一本！＾＾
今夜はちゃんこ鍋です～。

　　

最後は、スーパードライでお鍋を食べました。
久しぶりのキレのあるビールが美味しかったです。

最後は、来年も細～く、長～く過せる様にと、蕎麦をいれて年越し蕎麦にしました。



お鍋のあとは、紅白をラジオで聞きながらシュラフに包まります。
外は、しんしんと雪が降る音が聞こえています。

時々バサバサッとテントが揺れるくらいの風が吹きますが、しっかりアンカーをとってあるのでビクともしません＾＾
中に居て、安心できるテントはステキですね～。

最高の空間です！



年が明けて元日を迎えました。
昨日と変わらない雪景色の世界。



少し雪が積もったようです。
朝食を簡単に済ませて、8時過ぎには出発しました。



帰りは凍っているかと思いアイゼンをつけての下山。
所々凍っていたので、アイゼンは正解でした。



八ヶ岳を離れ、高速のICへ向う頃にようやく青空を見ました。

元日にふさわしい輝く青空！
不況といわれながらも、今年も変わらず地球は輝いてることを実感しました。

アウトドアをしていて、実感すること。
それは世界の輝きです。

ため息が出るほど美しい日の出、ゾクゾクするほどの海、山の広がり、そして自分の存在を忘れそうになる満天の星空。
どれも、アウトドアでしか感じることができないものばかりです。
これを趣味にしてて良かったなぁと改めて思いました。



岐阜の友人宅に戻ると、車にはかなりの雪が積もっていました！
私ノーマルタイヤなんですけど・・・。
しかも、チェーンを持ってないし・・・＾＾；

なんとか除雪されているようで、高速道路は渋滞しながらも規制を受けることなく帰宅できました。

今回の八ヶ岳もピークには上りませんでしたが、八ヶ岳の懐の深さというか、やっぱり八ヶ岳はいい！と思いました。

そろそろ無理はきかない年ごろ。
ピークハンターは止めて、やっぱり山は楽しくなくっちゃ～♪と改めて思った次第です＾＾


今回持って行ったもの。

テント　　　　　　　ヒルバーグ　ナロ4GT
テントアンカー　　　モンベル　メッシュアンカー×2、スノーアンカー×4
フットプリント　　　モンベル　ステラリッジ4用グランドシート
ザック　　　　　　　グレゴリー　パリセ－ドL
ザックカバー　　　　モンベル　ジャストフィットパックカバー100
登山靴　　　　　　　モンベル　アルパインクルーザー3000
スパッツ　　　　　　マムート　ゴアスパッツ
アイゼン　　　　　　シャルレ　12本爪
ピッケル　　　　　　シャルレ　縦走用
トレッキングポール　ブラックダイアモンド　コントワー　エリプティック　ショック　コンパクト
シュラフ　　　　　　モンベル　U.Lダウンハガー＃1Long
シュラフカバー　　　イスカ　GORE-TEX
マット　　　　　　　サーマレスト
テントマット　　　　ノーブランド1.8m×1.8m
ストーブ　　　　　　プリムスP-153ウルトラバーナー
ガス缶　　　　　　　プリムス250Ｔ×2
ランタン　　　　　　GENTOS(ジェントス) エクスプローラー EX-747SR
ヘッドランプ　　　　ペツル　ティカＸＰ2　
コッフェル　　　　　エバニューチタンクッカー
お鍋　　　　　　　　スノーピーク180クッカー
カップ　　　　　　　スノーピーク　Ｗチタン300
食器　　　　　　　　スポーク
水筒　　　　　　　　象印、プラティパス2リットル×1

食料　　　　　　　　ちゃんこ鍋の素、キムチ鍋の素
　　　　　　　　　　切った野菜、キムチ300グラム
　　　　　　　　　　棒ラーメン×2袋、蕎麦×1袋、カロリーメイト×2箱、ソイジョイ×6本、ゼリー飲料×4個
　　　　　　　　　　ミックスナッツ300グラム、
　　　　　　　　　　アルファ米ご飯×6袋、ミルクティー、ドリップコーヒー×4袋、
　　　　　　　　　　アメ、カントリーマアム1袋、カキピー他

衣類　　　　　　　　アウター　ＴＮＦマウンテンジャケット
　　　　　　　　　　ズボン　アルパインパンツ
　　　　　　　　　　インナー　ＴＮＦダウンジャケット、ユニクロ　ヒートテック　
　　　　　　　　　　グローブ　モンベル　システムグローブ
　　　　　　　　　　予備の下着、Ｔシャツ、靴下

カメラ　　　　　　　キャノン40Ｄ
レンズ　　　　　　　シグマ18-125DC OS HSM
レリーズ　　　　　　キャノン純正タイマーリモートコントローラーＴＣ-80Ｎ3
バッテリー　　　　　本体1＋予備4
三脚　　　　　　　　スリック　Ｕ6600（ビデオ用）
メディア　　　　　　ＣＦ2ＧＢ＋ＣＦ1ＧＢ

その他　　　　　　　細引き10ｍ、救急セット、トイレットペーパー1巻き、ライター、
　　　　　　　　　　ヴィクトリノックスナイフ、プロトレック、サングラス、ゴーグル、ゴミ袋数枚

お鍋用の食料は半分ずつ持ちました。
これで、総重量22ｋｇ。
一人分でこれくらいなら、担いでもそんなに重くは感じないレベル。
むしろ軽い～と思って不安になりました＾＾

さすがに25ｋｇを超えると、ちょっとズシリときますが・・・新しいザックのおかげで軽く感じました！
子供と一緒に行く時は、これに子供用の寝袋と食料、着替えが私の両肩に圧し掛かってきます。

また、今回は水は持ち歩いていません。
歩いて3時間ほどで山小屋に着くことが分かっているし、水もテン場代を払うと分けていただけますので＾＾
それに夏と違って、喉もそれほど渇きませんので、ゼリー飲料の補給程度でまかなえます。

冬山を始めてみようかな～という方は、まずは八ヶ岳赤岳鉱泉小屋を目指されてはどうでしょうか～。
寒ささえ我慢できるなら、オススメですよ＼＾0＾／