ちょっとお出かけ・・・。

2008年9月23日に関西百名山の一つ、また、私が住んでいる兵庫県最高峰の山、氷ノ山に登ってきました。
氷ノ山は兵庫県北部に位置し、岡山との県境にある1510ｍの山です。

大段ヶ平の登山口を出発したのが11：30。
登山としてはちょっと遅い出発ですが、落石で通行止めだったので仕方がありませんね～。

気を取り直して、さわやかな風が吹き抜ける、秋のブナ林の中を子供と二人で歩いて行きました。

木々の間から光がさして、キラキラしてます。
こんな爽やかな時間を子供と二人・・・楽しいなぁ～♪



歩き始めて30分くらいで、非難小屋に到着しました。
ちょっと前から子供が「疲れた～」を連発しだしたので、ちょうど良いタイミングでした。



とにかく子供を登山の楽しさに引き込むために、持ってきたお菓子やジュースを差し出します。
子供のご機嫌をいかにうまくとるかが、親子登山のポイントです（笑）

エネルギーを補給して、子供はかなり元気になった様子。
「早く行こう～♪」を連発するようになってくれました！



ちょっとここから岩場が増えてきたりします。
足元が滑りやすくなってきたので、子供と手をつなぎながら歩きました。
非難小屋から30分ほどで、次のポイントの神大ヒュッテに到着です。

懐かしいなぁ～。
昔、山岳会に所属していた時に、冬にココで宴会したっけなぁ。

私は体が大きいというだけの理由で、道なき道を先頭でラッセルさせられました（涙）
でも、体重があるので、私が作った階段はどれも雪の底が抜けて歩きにくいったらありゃしない（笑）



ここから後1.0ｋｍ、時間にして1時間弱の登山です。
この当たりから、辺りに生えている木々の種類が違ってきます。
ブナ林を抜けて、頭上が明るくなってきました。



5分くらい歩くと木道が出てきました。
乾いていると歩きやすいんですが、濡れているとかなり滑るので気をつけて！

この木道が出てくると、古千本が見え始めます。
杉の巨木が、し～んと佇んでいてちょっと厳かな雰囲気が。



古千本を過ぎて右に鉢伏山が見えました。
頂上付近はスキー場になっていて、なだらかな山容が優しい感じがします。

神大ヒュッテから、20分ほどで山頂の小屋が見えてきました！

　

13：00、大段ヶ平の登山口を出発してから、ちょうど１時間半で頂上に到着しました。
氷ノ山の頂上はなだらかになっていて、風をさえぎるものはほとんどありません。

今日も風が吹いていて、汗をかいた体は少々寒く感じます。
陽が出ていれば、ポカポカ陽気で気持ちいいんだろうなぁ。

山頂はなだらかなため、ガスった時はホワイトアウト状態になりやすく注意が必要です。
どっちに進んでいるか分からなくなっちゃいます。

お腹がすいたので、まずは昼食です。
山頂付近はグループの登山客がたくさんいたので、展望台で食べることにしました。
展望台は、山頂から二の丸方向（南側）に徒歩1分で到着です。
1階はトイレ。2階が展望台になっています。

2階で食べましたが、風向きによってはちょっとトイレ臭が・・・（笑）



風除けになりましたが、少々寒かったので、上着を着て昼食を食べました。
子供は持ってきたソイジョイとカロリーメイトを食べて満足げ。



朝食の後は、頂上の碑の前で記念にパチリ。
徐々に曇ってきましたが、レーダーで見ても雨は大丈夫のようです。

何枚か写真を撮って、非難小屋の中へ。



何枚も撮っていると、子供は飽きちゃった様子。
じゃあ、小屋の中で荷物の整理でもして下山しようか～ということで小屋の中へ入りました。



小屋の中はこんな感じ。
真ん中に囲炉裏のような暖をとるところがあります。
その周りに座れるようになっています。
悪天候の時などは、ここへ一時避難します。

ここは私が知る限り一年中鍵がかかっていませんが、神大ヒュッテは鍵がかけられていました。
神大ヒュッテは神戸大学体育部の持ち物なので、事前に申請が必要なのかな。



頂上に1時間ほどいて、14：00前に下山開始しました。
時間があれば、鉢伏山にも登ろうかなと思っていたのですが、遅くなりそうなので、ゆっくり氷ノ山を下山します。

　

帰りの千本杉の辺りで、タコのように枝を伸ばす杉が目に止まりました。
子供は、じっと上を眺めて驚いた様子。
何を想像したのかな？



神大ヒュッテの手前から、駐車場が見えました。
遥か下の方で、子供は愕然としていました。



やる気を起こさせるために、神大ヒュッテで最後のおやつタイム！
頂上からここまで30分くらいでした。
上りも下りも時間は変わりません。
その後は、ブナ林の中をいろんな形や色のキノコを探しながら歩いて下りました。
子供は、ただ歩くだけでは楽しくないので、いろんな物を発見しながら歩くと楽しめますよ～♪

　

神大ヒュッテから50分で大段ヶ平の駐車場に戻ってきました。
最後は「早くラーメンが食べたい～」とずっと言いながら下っていました。
子供と一緒なら、上りも下りも大してタイムは変わりませんね。

よく頑張ったね！


駐車場でラーメンを食べて、大段ヶ平の駐車場を後にしました。



帰り道の横行渓谷は、紅葉の時期になると、かなり綺麗そうな場所です。
まだまだ兵庫県北部の関西百名山は残っているので、もう一度紅葉の時期に来ようっと。





おわり。