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2009年08月02日

the floating Alps 森への旅立ちの朝

2009年7月18日~24日に「洋上のアルプス」屋久島に行ってきました。

昨晩の白谷山荘では寝つきが悪かったです。
久しぶりの屋久島で興奮してたのか・・・。
何度も目を開けながら、起床予定時刻の4:00を迎えました。

今日は、縄文杉、宮之浦岳、そして鹿ノ沢小屋まで。
予定では、実に11時間の工程です。

屋久島縦断のハイライトな一日。
途中の見所もたくさんあるので、余裕を持った工程で歩く事にしました。

写真は、ウィルソン株での休憩中の一コマ。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

隣で寝ていた関東からこられていた方は、1時に出発されました・・・。
なんでも、朝日に輝く縄文杉を見るのだとか!
う~ん、見たい^^

私も4時に起きてパンをかじりながら出発仕度。
隣のおじさんも起き出して、先に出発されました。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

私が荷物を整理して小屋の外に出ると、子連れの20人くらいのグループがちょうど出発されました。
・・・途中で抜かないと、エライことになりそう・・・。

私も外のベンチで、一呼吸して出発しました。
今日は晴れるといいんですけどね^^

5:00 白谷山荘出発。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

少しずつ明るくなってきて、どうやら今日はうす曇のよう。
天気はまずまずのようです。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

ちょっとテンションが上がってきて、歩いて10分くらいで子連れグループを抜きました。
小屋からは上りが続きます。
小屋を出てちょうど30分で「辻峠」に到着です。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

この峠は広くなっていて、テントを張っている方もいらっしゃいました。
本当は国立公園内なので、テントはダメなんですが・・・。
まぁ、緊急のビバーグという扱いなんでしょうか・・・^^;


こちらは、峠から少し進んだ「辻の岩屋」
大きな岩の下に、テントが張れます。
雨宿りに最適です。
水場も近いですし。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

ここから30ほど下るとトコッロの廃線跡に出会います。
これを見たとき、屋久島に来たんだなぁ~と懐かしく思っちゃいました。

6:00 トロッコ廃線跡合流。
the floating Alps 森への旅立ちの朝

屋久島に来たのは4回目。
そのうち3回はこの廃線跡を通って縄文杉、宮之浦岳に行きました。
昔は、線路の真ん中にこんな板の通路はなかったので、非常に歩きにくかったです。
なんせ、歩幅が枕木に合わないので・・・^^;

途中、何度か橋を渡ります。
大きな橋から小さな橋までいろいろあって。
映画「stand by me」のように、線路がずっと続いています。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

合流してから10分ほど歩くとバイオトイレがありました。
昔はこんなのなかったなぁ。
さすが世界遺産になってからは、整備が進んでいます。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

要所にはトイレができているのですが、シーズンになると混雑しそうです。
観光案内所でも、携帯トイレを推奨していました。
私も携帯トイレをそろそろ考えないと・・・。

the floating Alps 森への旅立ちの朝 the floating Alps 森への旅立ちの朝

延々と続くトロッコ道。
歩きやすいけれど、単調であまり変化に富みません。
贅沢ですが、少々飽きてしまいます。

もちろん、周りは大小の杉。
大自然が広がっているんですけれど^^

the floating Alps 森への旅立ちの朝 the floating Alps 森への旅立ちの朝

1時間ほど歩くと、仁王杉に到着です。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

この杉は途中で折れたらしく、写真の杉は「阿形(あぎょう)」
倒木の方は「吽形(うんぎょう)」となっていました。

ふと、人の気配を感じて後ろを見ると・・・!
ヤクザルがついて来ていました~^^

the floating Alps 森への旅立ちの朝

白谷山荘から歩いて2時間。
7:00 大株歩道の入り口に到着しました。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

ここで休憩していると、朝一番のバスで荒川口から来た軽装の登山者に抜かれました。
やはりデイパックだけだと早いですね~。

ここからが本格的な登山の始まりです。
看板にもあるように、縄文杉までここから往復4時間程度。
余裕を持って、午前10時にはここを出発するようにとあります。

the floating Alps 森への旅立ちの朝 the floating Alps 森への旅立ちの朝

また、縄文杉までの間トイレはなく、杉までの最終トイレとなります。
(縄文杉から少し上ったところに高塚小屋があり、そこにはトイレがあります)

なかなか立派なトイレ。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

中もすごく綺麗です。
これなら、女性の登山者も安心して用を足せますね^^

the floating Alps 森への旅立ちの朝 the floating Alps 森への旅立ちの朝 the floating Alps 森への旅立ちの朝

外にある水場。
トイレの横にあるけれど、飲める水なんでしょう・・・たぶん。

私はたっぷり水を持っていたので、ここでは汲みませんでしたが^^;

the floating Alps 森への旅立ちの朝

7:20 大株歩道開始。

大株歩道に入ってからは、やたらと階段が多くなります。
この階段、めっちゃ疲れるので私はイヤなんですけれど・・・。
でも、一般の登山者にしてみれば整備している階段の方が歩きやすいのでしょう。

歩き出して10分ほどで、「翁杉(おきなすぎ)」に出会いました。
なんだか、杉の幹がいろんな植物に覆われていて、まさしく翁(おじいさん)って感じでした。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

7:40 ウィルソン株到着。

このウィルソン株というのは、天正年間に豊臣秀吉の命により切られた大杉の切り株です。
アメリカのウィルソンという学者さんが1900年初頭に発見したそうです。

写真右の切り株がそれ。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

切り株の中に入れます。
中に入ると祠があり、水が湧き出ていました。

the floating Alps 森への旅立ちの朝 the floating Alps 森への旅立ちの朝

ここは広くなっていて絶好の休憩場所。
でも、大株歩道に入って20分ほどしかたっていないんですけどね^^;

観光登山客が多い時は、写真が撮りにくいだろうなぁ~なんて心配しちゃいますね。
まっ、写真より記憶に残せばいいんですけどネ^^

そこから歩いていくんですけど・・・またもや階段が私を悩ませる~><

the floating Alps 森への旅立ちの朝 the floating Alps 森への旅立ちの朝

8:40 大王杉に出会いました。

急な坂の途中で見えるので休憩がてらのんびり見ました。
でも、込んでいるときは後ろがつかえてゆっくり見れないんだろうな。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

少し歩くと、今度は「夫婦杉」です。
カップルが写真を撮っていました。
仲良く枝を伸ばして、手をつないでいるようですネ。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

古い杉の肌。
何十年と雨風に耐えてきて、鱗のようになってました。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

岩に張り付いた樹。
太古の杉へのタイムトンネルのよう。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

なんだかゾウのように見える樹。
どの樹を見ても、生命が弾けていました。

the floating Alps 森への旅立ちの朝

縄文杉だけが屋久杉じゃない。
大きい杉も小さい樹も、全てが力強くて、それぞれが主役級です。

9:00を回って、そろそろ木漏れ日が眩しくなってきた。
光溢れる島。
緑溢れる島。

深呼吸をして、こんな酸素が濃いのは久しぶり!



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Posted by きよぴー at 20:22 │屋久島2009
この記事へのコメント
屋久島に4回目も!!
いいなぁ~
一回でいいからオイラと変わってくれれば・・・!!
どこを見ても感動なんだろうなぁ~♪
Posted by フロッグマン at 2009年08月02日 21:28
こんばんはぁ~。

光が溢れ、緑が溢れ・・・
濃い酸素をいっぱい吸い込んで・・・\(^o^)/

上高地もソウでしたが、コノ1数年で自然な観光地の整備がカナリ進んでいますね(^^;
イイことなんだけど、なんだかなぁ~・・・って、思うのはワタシだけ???
Posted by gu〜rigu〜ri at 2009年08月02日 21:49
こんばんは。

それにしても個性的な杉の樹ですねえ。またそれぞれが生きているのが不思議な感じです。数千年ですものねえ・・・。

マイナスイオンてんこ盛り。感動的です。
Posted by うっかり八兵衛うっかり八兵衛 at 2009年08月02日 22:08
こんばんは!(^^)!

 あきるほどトロッコ列車跡歩いて見たいな~!(^^)!


豊臣秀吉の切った杉もあるんですね~(*^。^*)


 

 
 
Posted by piyosuke-papa at 2009年08月02日 22:13
フロッグマンさん、おはようございます。

>屋久島に4回目も!!
>いいなぁ〜
>一回でいいからオイラと変わってくれれば・・・!!
学生時代に3回行きました。
仕事をしてると、なかなか行けないですよね〜(>_<)
じっくり楽しみたい所ですし。。。

>どこを見ても感動なんだろうなぁ〜♪
自然が好きな人には、感動しっぱなしの島ですよ!
フロッグマンさんもきっと感動しっぱなしだと思いますよ(^0^)/
Posted by きよぴー at 2009年08月03日 06:39
gu〜riさん、おはようございます。

>光が溢れ、緑が溢れ・・・
>濃い酸素をいっぱい吸い込んで・・・\(^o^)/
体が綺麗になった気がしますよ!
こちらに帰ってきて元に戻っちゃいましたが。。。f^_^;

>上高地もソウでしたが、コノ1数年で自然な観光地の整備がカナリ進んでいますね(^^;
>イイことなんだけど、なんだかなぁ〜・・・って、思うのはワタシだけ???
どこも整備が進んでますね。
観光客には有り難い事なんでしょうけど、昔を知っている人にとっては、ちょっと残念な事ですね。

でも、大切な自然を守るために必要な事だと思いますので。。。
Posted by きよぴー at 2009年08月03日 07:15
うっかり八兵衛さん、おはようございます。

>それにしても個性的な杉の樹ですねえ。またそれぞれが生きているのが不思議な感じです。数千年ですものねえ・・・。
数千年。。。樹にしてみれば、私が歩いた時間なんて一瞬にも満たない時間ですね。
大袈裟ですが、悠久なる時の流れを感じます(^^)

>マイナスイオンてんこ盛り。感動的です。
今回の登山中はアルコールを断っていたので、体中マイナスイオンやら濃い酸素で満たされました!おまけに痩せましたので、そちらにも感動です〜(^^)
Posted by きよぴー at 2009年08月03日 07:20
piyosukeさん、おはようございます。

> あきるほどトロッコ列車跡歩いて見たいな〜!(^^)!
過去に何度か通った道だからでしょうか。。。それとも、この先にあるまだ見たことが無い森への期待からでしょうか。。。
今回は、歩きやすくなった事もあり、少々飽きてしまいましたf^_^;

>豊臣秀吉の切った杉もあるんですね〜(*^。^*)
もう切られて400年も経っていますね!
この森の歴史の古さを感じますね。
それにしても、これだけの大木をよく切って運べたものだと感心しちゃいます。
Posted by きよぴー at 2009年08月03日 07:28

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